無事故プログラム DR® で「運行日報」

運行日報とは?

運転日報とはその名の通り、運転者の氏名や運転日時、走行距離といった情報を記録したもののことです。
トラック運送など「一般貨物自動車運送事業」を営む企業の一般的な運行日報は、運転者の氏名、運転日時、走行距離などの情報を記録した日報のことですが、無事故プログラムDRの運行日報では、各ドライバーの日々の運行状況(走行時間、走行距離、危険運転回数など)と危険運転イベント映像、運行経路を記録しています。
事業用に、一定台数の社有車を保有する企業に対し、道路交通法に定められている安全運転管理者の業務の具体的な内容について、簡単に下記7点でご説明します。

  • ①運転者の適性等の把握:自動車の運転についての運転者の適性、技能及び知識並びに運転者が法令の規定等を遵守しているか把握するための措置をとること。
  • ②運行計画の作成:最高速度違反、過積載、過労運転、放置車両等の行為の防止、その他安全な運転を確保するために自動車の運行計画を作成すること。
  • ③交替運転者の配置:長距離運転又は夜間運転となって、疲労等により安全な運転が継続できないおそれがあるときは交替するための運転者を配置すること。
  • ④異常気象時等の措置:異常な気象、天災その他の理由により、安全な運転の確保に支障が生ずるおそれがあるときは、運転者に安全確保に必要な指示その他安全な運転の確保を図るための措置を講ずること。
  • ⑤点呼、日常点検、運転者の状態把握:運転しようとする運転者に対して点呼を行う等して、日常点検整備の実施及び飲酒、過労、病気その他の理由により正常な運転をすることができないおそれの有無を確認し、安全な運転を確保するために必要な指示を与えること。
  • ⑥運転日誌の備付、記録:運転者名、運転の開始及び終了の日時、運転した距離その他自動車の運転の状況を把握するため必要な事項を記録する日誌を備え付け、運転を終了した運転者に記録させること。
  • ⑦安全運転指導:上記の内容を踏まえ、安全運転管理者が利用させやすいため、無事故プログラムDRがオリジナル運行日報の作成方法を考えました。

無事故プログラム DR® で運行日報の作成

①運転者の適性等の把握・安全運転指導

安全運転評価項目にある急アクセル、急ブレーキ、急ハンドル及び速度超過の回数の記録により、ドライバーの運転傾向の把握ができます。更に、コメント欄の内容を基に、適切な安全運転指導にも役立ちます。

②車両の点検

運転日報には走行距離や時間はもちろん、給油の時間や頻度なども備考欄に記録されています。これらの車両に関する基本的な記録に加え、ドライバーが気づいたちょっとした変化(故障の前触れなど)を日々記録することで、事故の防止や余計なメンテナンス費用の削減につながります。

③エコ運転・運転の効率化

エコ運転項目に記録されているデータにより、ドライバーのエコ運転状況を確認できます。また、運行経路図により、走行距離や所用時間の確認ができます。より効率的な移動手段や運転ルート、運転方法を発見することにも役立ちます。所要時間を減らすための走行ルートの工夫や、燃費の改善などができれば生産性の向上にもつながっています。

④社員の勤怠管理

社員がどのように働いているのか、運行日報からも把握することができます。また、サボっている社員がいないか、社有車を私的な目的で利用している社員がいないかどうか、避けるべきネガティブな状況を把握することにも使えます。

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